司法書士田島掌のブログ

2015年05月29日

書記官の立場からの後見実務解説

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート愛知支部主催の「後見の実務」と題する研修に参加しました。講師は名古屋家庭裁判所書記官の方でした。書記官の立場からの実務的な解説を聴くことができたのは、貴重な機会でした。

2015年05月28日

東京家庭裁判所「成年後見人等の報酬額のめやす」

東京家庭裁判所のサイトで「成年後見人等の報酬額のめやす」と題する文書が公開されています。これ以外にも、様々な疑問に答える形で後見事務に関する裁判所の考え方を読むことができます。後見人からだけでなく被後見人の親族や関係者からの疑問にも答えようという姿勢があり、裁判所としては積極的な情報公開ではないかと思います。

東京家庭裁判所「後見サイト」
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/index.html
東京家庭裁判所「成年後見人等の報酬額のめやす」
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/130131seinenkouk
ennintounohoshugakunomeyasu.pdf

東京家庭裁判所「後見サイト よくある質問(FAQ)」
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/150515koken_faq.pdf
東京家庭裁判所「後見サイト 後見Q&A」
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/koken_qa/index.html

2015年05月27日

加藤新太郎先生の「民事事実認定のプラクティス」

日本司法書士連合会発行の「月報司法書士」には「民事事実認定のプラクティス」という連載があります。中央大学大学院法務研究科教授の加藤新太郎先生の講座です。2015年5月号では「権利の推定」と題して登記と権利の推定に関する判例の紹介と論考がされています。毎回重要なテーマが取り上げられる連載ですが、今回は司法書士業務のあり方をあらためて見直す観点からも、深い示唆のある内容となっています。

2015年05月26日

法律実務書のデジタル版

ある法律実務書をデジタル版で購入しました。必要なページを個別に印刷することもできました。テキスト検索ができて保管場所も不要です。法律実務書に限って言えば、デジタル版は理想的な出版形態であるように思います。

2015年05月22日

「﨑」と「崎」その2

登記記録上の前後の整合性からそうならざるを得ない、ということだと思いますが、申請人としては戸籍上「山﨑」さんである被相続人についての相続登記申請なのだから、申請の段階ではあくまで戸籍通りの字体を用いる、という考え方もあり得ると思います。

2015年05月21日

「﨑」と「崎」 その1

被相続人「山﨑」さんが登記記録上「山崎」と記載されている場合、相続による持分移転登記を申請するときの目的の記載を「山﨑●●持分全部移転」とするか、あるいは「山崎●●持分全部移転」とするかは多少迷いますが、どちらで申請してもこの場合「山崎●●持分全部移転」と登記されます。

2015年05月19日

後見制度支援信託のリーフレット

後見制度支援信託に関する平成23年12月現在の裁判所のリーフレットです。自分用メモです。

最高裁判所
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/210034.pdf

2015年05月18日

カラーの違い

遠隔地の管轄に登記申請すると、返送書類の取扱いなど思わぬ部分で地元の管轄と違いがあるケースがあります。登記手続的には関係の無いことですが、管轄ごとの微妙なカラーの違いが垣間見えます。

2015年05月15日

商業登記・会社法務書式集

株式会社リーガル発行の「商業登記・会社法務書式集 上下巻」が届きました。充実した内容です。注文集中のため、本日現在、納品まで日数がかかっている状況のようです。

2015年05月14日

元監督人の権限の範囲

後見監督人として、被後見人死亡後の後見人のなすべき事務をどこまで監督するか、ということは解釈の分かれる問題です。民法870条及び871条の職務はともかくとして、それ以外については個別に考えるしかないように思われます。例えば遺産分割未了の間の元後見人から相続人への証書等の引渡しについて、元監督人としてどこまで関与すべきか、という問題があります。

家庭裁判所からは、死亡の報告や後見終了登記申請についてはもちろん指導がありますが、その後の引継については、さほど詳細な報告を求められることがないように感じます。言ってしまえば、「元後見人と元監督人がそれぞれの責任において個別かつ適切に処理してくれればよい」と扱われているような印象です。

2015年05月13日

豊川市の国府町

豊川市の国府町は「コウチョウ」と読みます。

2015年05月12日

心の「鎮痛剤」

自己正当化は心の「鎮痛剤」といわれることがあります。全く無しでは生きていけないけど「どんな効き目の強いものでも無制限に自分に処方できる危険な薬」ということは知っておくべきだと思います。

2015年05月11日

後見監督人の同意を要する場合

後見人に監督人がある場合、後見事務の内容によっては監督人の同意を要する場合があります。下記条文が根拠です。

民法
(後見監督人の同意を要する行為)
第八百六十四条 後見人が、被後見人に代わって営業若しくは第十三条第一項各号に掲げる行為をし、又は未成年被後見人がこれをすることに同意するには、後見監督人があるときは、その同意を得なければならない。ただし、同項第一号に掲げる元本の領収については、この限りでない。

(保佐人の同意を要する行為等)
第十三条 被保佐人が次に掲げる行為をするには、その保佐人の同意を得なければならない。ただし、第九条ただし書に規定する行為については、この限りでない。
一 元本を領収し、又は利用すること。
二 借財又は保証をすること。
三 不動産その他重要な財産に関する権利の得喪を目的とする行為をすること。
四 訴訟行為をすること。
五 贈与、和解又は仲裁合意(仲裁法(平成十五年法律第百三十八号)第二条第一項に規定する仲裁合意をいう。)をすること。
六 相続の承認若しくは放棄又は遺産の分割をすること。
七 贈与の申込みを拒絶し、遺贈を放棄し、負担付贈与の申込みを承諾し、又は負担付遺贈を承認すること。
八 新築、改築、増築又は大修繕をすること。
九 第六百二条に定める期間を超える賃貸借をすること。

2015年05月08日

別冊判例タイムズ36号「後見の実務」

別冊判例タイムズ36号「後見の実務」で東京家庭裁判所後見センターの運用について特集が組まれています。一問一答式ですが、内容についてはかなり踏み込んだ解説もされています。電子書籍版もあります。

判例タイムズ社
http://www.hanta.co.jp/hanta-bessatsu.zaiko.htm

2015年05月07日

気象庁の噴火警報・予報

気象庁の噴火警報・予報のページです。自分用メモです。

気象庁
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/

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登記や法律の話題,個人的に興味をひかれる出来事などについてのブログです。司法書士田島掌のプロフィールについては,「トップページ」の「司法書士田島掌のご紹介」をご覧ください。

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