司法書士田島掌のブログ

2013年11月28日

未登記建物を含む評価書 その1

名古屋市の固定資産税評価額等証明書で家屋の証明書を取得すると、表題登記のある家屋は「家屋番号」の欄に番号が記載されます。一方、表題登記のないいわゆる未登記建物の場合は番号は記載されません。したがって家屋番号の有無で表題登記があるかないかを見分けることになります。

しかし、同一所在地に表題登記のある建物と未登記建物の二種類が存在する場合に「家屋番号」の欄に番号が記載された固定資産税評価額等証明書が出ることがあります。一見、表題登記のある建物の評価額が「価格」として記載されているように見えてしまいますが、実際は表題登記のある建物と未登記建物の評価額の合計額が「価格」の欄に記載されているわけです。こういう場合、通常は「棟別明細」として「棟番1」「棟番2」のように評価額内訳が、その他欄に記載されます。そのうち「登記床面積」の記載があるものが表題登記のあるものの個別の評価額、その記載のないものが未登記建物の個別の評価額という読み方をします。

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