司法書士田島掌のブログ

2013年05月31日

分割独立と順位変更

登記実務誌「登記研究」782号「実務の視点」の記事121頁以下に、昭和46年法律第99号による「民法の一部を改正する法律」施行前のいわゆる旧根抵当権に関する質疑応答が掲載されています。「主登記増額部分を分割して独立させなければ順位変更の登記は受理されない」という内容です。

テイハン「登記研究」
http://www.teihan.co.jp/new/token.htm

2013年05月30日

順位変更による失効

登記実務誌「登記研究」782号「実務の視点」の記事104頁以下に、昭和46年12月27日民三第960号の解説が掲載されています。この先例は「順位の変更にかかる抵当権に関してされている順位譲渡等の登記は、順位の変更によりその意義を失うこととなる場合であっても、これを職権で抹消するのは相当でない」という趣旨です。

解説では、登記記録を形式上に見て順位譲渡等の意義が失われている場合であっても、当事者間では実体上その効力が認められることがありうるとしています。そうすると、当事者間で順位譲渡等を失効させる意思表示があってはじめてその効力が確定的に失われるのであるから、登記の抹消は職権ではなく共同申請によるべきである、と説明しています。その登記原因は「順位変更による失効」とすべきとされています。

なお、上記の取扱いは、仮に順位変更登記申請の登記原因証明情報に「従来の順位譲渡等を失効させる」旨の記載がある場合であっても同じである、とされています。

テイハン「登記研究」
http://www.teihan.co.jp/new/token.htm

2013年05月29日

商業登記の登録免許税

私の場合、商業登記ではほとんど全ての案件を電子申請し、登録免許税も電子納付しています。しかし、ある案件で久しぶりに印紙で商業登記の登録免許税を納付しました。もしかしたら数年ぶりかも知れません。これも昔は当たり前のことでしたが。

2013年05月28日

分割協議後の共同相続人の死亡

遺産分割協議による相続登記を申請したあとに、登記名義人とならない共同相続人の一人が死亡した場合であっても、登記手続には特段の影響はありません。既に合意され、効力の生じた遺産分割協議にもとづいて登記申請されている以上、登記原因、当事者、登記事項等に違いはないからです。

遺産分割協議が成立し、登記申請書類が完備して申請する直前に、登記名義人とならない共同相続人の一人が死亡した場合であっても、登記手続には特段の影響はないものと考えます。理由は上記と同じです。

2013年05月27日

添付書類のカバー

登記申請が書面・出頭主義の時代は、添付書類を保護するために厚紙のカバーを付けることが一般的でした。私の場合、現在は返信用のレターパック封筒を二つ折りにして、カバーがわりに使うことがあります。用紙の厚さと強度は申し分ありません。返信先として申請代理人司法書士の住所と電話番号も書いておくので、書類の名札代わりにもなります。

2013年05月24日

送りつけ商法

「高齢者を狙った健康食品の送りつけ商法が急増」と国民生活センターが注意喚起しています。「送りつけ商法」の被害については昨年来、何度かホームページに紹介がありましたが、最近また急増しているようです。

国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130523_1.html

2013年05月23日

未成年の取締役就任

未成年者が取締役に就任するときの就任承諾書を登記手続上添付する場合は、法定代理人の同意書と、戸籍謄抄本等の代理権限証書も必要とされています。商業登記全書第5巻「株式会社の機関」59ページに説明があります。

中央経済社
http://www.chuokeizai.co.jp/

2013年05月22日

極度額等変更登記の確認

根抵当権で共同担保目録に物件が一つしか入っていないものがある場合には、かつてその共同担保目録に入っていたが現在は抹消された物件がある、ということになります。この状態で、もしも極度額の変更登記がされている場合には、抹消済の物件全部についても同様の極度額変更登記がされていたかどうか、確認する必要があるかもしれません。民法第398条の17により、それらの登記がないと効力を生じていないことになるからです。債権の範囲、債務者の変更についても同じことが言えます。

民法第398条の17  前条の登記がされている根抵当権の担保すべき債権の範囲、債務者若しくは極度額の変更又はその譲渡若しくは一部譲渡は、その根抵当権が設定されているすべての不動産について登記をしなければ、その効力を生じない。

2013年05月20日

上司と議論

勤め人だった頃、ある上司から「上司と議論をしようとは失礼だ」と言われたことがあります。この人の考えでは、部下が上司と意見を交わすということは「失礼に当たる」ということのようです。かなり驚いた覚えがあります。

2013年05月17日

公衆用道路の課税標準額

評価額のない公衆用道路の課税標準額については「近傍宅地の価格の100分の30に相当する価格を認定基準額として実施」する、というのが本日現在の名古屋法務局管内の取扱いです。

2013年05月16日

犬山市役所の評価通知書

犬山市役所では、登記申請のための評価通知書の発行が可能です。本日現在の取扱いです。なお、公衆用道路の登記手続用仮評価額算定を希望する場合は「宅地並みまたは雑種地並み仮評価額算定希望」と明記することが求められます。

2013年05月15日

還付金詐欺の被害

「払いすぎた医療費の還付がある」というような電話でATMから送金をさせる、還付金詐欺の被害が再び増えているそうです。国民生活センターが注意喚起しています。

国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen163.html

2013年05月14日

名古屋市では15歳未満は印鑑登録不可

名古屋市の場合、印鑑登録できないのは「15歳未満の方、成年被後見人」とされています。

名古屋市
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/
24-3-7-0-0-0-0-0-0-0.html

2013年05月13日

条件付所有権移転仮登記の移転

条件付所有権移転仮登記がある停止条件付所有権が売買されたときの移転登記の目的は「○番条件付所有権の移転」となります。順位番号を書くのは、どの停止条件付所有権かを特定するためです。付記登記として行なわれるので登録免許税は不動産1個につき1000円です(新日本法規出版「不動産登記総覧書式編〈3〉」5068ページ)。

新日本法規出版
http://www.sn-hoki.co.jp/

2013年05月09日

法テラスの各種規定

法テラスの各種規定等のダウンロード先です。自分用メモです。

法テラス「関連法令・各種規程」
http://www.houterasu.or.jp/houterasu_gaiyou/hourei_kitei/index.html

2013年05月08日

サンフレッチェの選手とアルディージャのサポーター

5月6日に行なわれた大宮アルディージャとサンフレッチェ広島の試合後に、サンフレッチェの選手とアルディージャのサポーターがとった行動が話題になっています。

この試合では、終了間際にアルディージャのFW富山貴光選手とサンフレッチェのGK増田卓也選手がゴール前で交錯し、増田選手が救急車で搬送されるという緊急事態となりました。このとき、搬送されてゆく増田選手に対して、サンフレッチェのサポーターだけでなくアルディージャのサポーターも増田選手を励ます盛大なコールを行ないました。

試合は2-1でホームのアルディージャが勝利しましたが、終了直後、サンフレッチェの選手はアルディージャのゴール裏サポーターのところに行き、全員が整列して一礼しました。これに対して、アルディージャのサポーターも改めて「増田」コールと「サンフレッチェ」コールを返しました。

このことについて、佐藤寿人選手は報道陣に「しっかりと感謝の気持ちを伝えなければならないと思いました」とコメントしています。

なお、増田選手は検査の結果異常が見られず、広島に戻ったそうです。

2013年05月07日

平成25年4月23日付法務省民二第276号

下記の通達が発出されました。自分用メモです。

・東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の規定による株式会社商工組合中央金庫が受ける抵当権の設定の登記等の登録免許税の税率の特例に係る取扱いについて(依命通知)〔平成25年4月23日付法務省民二第276号〕

2013年05月02日

平成25年4月12日付法務省民二第268号

下記の通達が発出されました。自分用メモです。

・株式会社東日本大震災事業者再生支援機構法第58条第1項の規定により登録免許税の免税措置を受けるための内閣総理大臣の書類の様式について(依命通知)〔平成25年4月12日付法務省民二第268号〕

2013年05月01日

「平成25年度税制改正の大綱」のPDF

財務省の「平成25年度税制改正の大綱」のPDFファイルの直接リンク先です。自分用メモです。

財務省
http://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2013/250129taikou.pdf

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登記や法律の話題,個人的に興味をひかれる出来事などについてのブログです。司法書士田島掌のプロフィールについては,「トップページ」の「司法書士田島掌のご紹介」をご覧ください。

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