司法書士田島掌のブログ

2013年02月28日

清算結了における決算報告を証する書面

「月報司法書士」2013年2月号p.96に清算結了における決算報告を証する書面のQ&Aが掲載されています。会社法施行後は、単に貸方借方がゼロ円の貸借対照表を承認した議事録を添付した清算結了登記申請は、できないとの回答です。会社法施行規則第150条により、決算報告の内容とすべき事項として下記事項が定められているからです。

  1 債権の取立て、資産の処分その他の行為によって得た収入の額
  2 債務の弁済、清算に係る費用の支払その他の行為による費用の額
  3 残余財産の額(支払税額がある場合には、その税額及び当該税額
    を控除した後の財産の額)
  4 一株当たりの分配額(種類株式発行会社にあっては、各種類の株
    式一株当たりの分配額
  5 残余財産の分配を完了した日
  6 残余財産の全部又は一部が金銭以外の財産である場合には、当該
    財産の種類及び価額

日本司法書士連合会「月報司法書士」
http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/publish/monthly_report/

2013年02月27日

「訪問購入」のクーリング・オフ

国民生活センターのホームページで「訪問購入」のクーリング・オフに関する事例が掲載されています。

国民生活センター
「買い取られた貴金属 クーリング・オフができます!」
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen157.html

2013年02月26日

N-50が無償機能アップデート

パイオニアのネットワークプレイヤーN-50が無償機能アップデートされました。いわゆるギャップレス再生や、AIFFへの対応、フロントUSB経由で再生可能なハイレゾ音源の追加など、ユーザーから望まれていた機能をほぼ網羅する内容です。

パイオニア
http://pioneer.jp/components/networkaudio/update.html

2013年02月25日

根抵当権設定者の相続登記と元本確定

登記実務誌「登記研究」778号143頁のカウンター相談の記事に根抵当権設定者たる所有権登記名義人の相続登記と、同一住所氏名の者を債務者とする根抵当権の元本確定を前提とする登記の関係についての解説がされています。

結論として、所有権の相続登記があり相続開始から6ヶ月経過したからといって、元本確定があったと取扱うことはできない、との説明です。理由として、氏名住所の一致だけで直ちに同一人とは判断できないこと、死亡の前に債務者変更が実体上された可能性もあること、などが挙げられています。

テイハン「登記研究」
http://www.teihan.co.jp/new/token.htm

2013年02月21日

カーリル

話題の図書館検索システム「カーリル」を使ってみました。カーリルとは、ホームページによれば「全国の図書館の蔵書情報と貸し出し状況を簡単に検索できるサービス」です。本の検索はレスポンスが軽く、快適な操作性です。名古屋市の図書館もネットから検索できますが、目的の本のタイトルが分かっている場合には、カーリルの方が速く見つけられる気がします。

カーリル
http://calil.jp/

2013年02月20日

短歌・俳句の掲載勧誘トラブル

短歌や俳句などの雑誌や新聞等への掲載を電話で勧誘されるトラブルの相談が国民生活センターに寄せられているそうです。

「あなたの素晴らしい作品で、ぜひ被災された方を励ましてください」などと言われ、高額な掲載料の支払いを迫られる事例もあったそうです。

国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/
mj-shinsen156.html

2013年02月19日

自転車左側通行が法律上の義務に

警察庁が自転車の路側帯通行を、道路の左側部分に設けられた路側帯に限ることとする、という道路交通法改正試案を公開しました。下記ファイルの3(3)です。自転車が道路右側を通行してしまうことは、出会い頭事故の大きな要因と言われ続けてきました。この改正試案で、ようやく法律上の対策がとられることになります。報道によれば「70年の道交法改正で自転車の歩道通行を認めて以来の大幅な方向転換」ということです。

自転車も軽車両ですから、左側通行が定められていなかったのはむしろ立法の不備と言えると思います。

警察庁
「道路交通法改正試案」に対する意見の募集について」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID
=120130004&OBJCD=&GROUP=

2013年02月18日

数次相続

数次相続というのはある相続が発生し、さらにその相続人の相続が発生して、権利が順々に移転する場合の複数の相続を総称する言い方だと思います。

夫が死亡し、次いで妻が死亡し、その夫婦の複数の子がある場合、子らは夫の相続人兼妻相続人です。したがって、夫の不動産の遺産分割協議をして子の一人が単独相続するときは、夫から子へ直接移転する相続登記をし、その登記原因も夫の死亡日付の相続となります。

上記の「数次相続」の定義によれば、このケースは数次相続とは言えないと思います。夫から子へ直接権利が移転しているのであって、夫から妻さらに子という複数の移転ではないからです。

2013年02月15日

児童虐待防止条例の議員提案

名古屋市議会で児童虐待防止条例が議員提案される見込みとの報道がされています。市内の児童相談所2カ所と16区役所が情報共有する仕組みが盛り込まれるそうです。

毎日jp
「児童虐待防止条例:名古屋市議会で議員提案へ」
http://mainichi.jp/select/news/20130211k0000m040089000c.html

2013年02月14日

名古屋法務局本局の証明書交付取扱時間延長

名古屋法務局本局では、確定申告期間中の毎週火曜日に限り、証明書等交付取扱時間を午後7時まで延長するとのことです。

名古屋法務局
http://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/frame.html

2013年02月13日

会社法人等番号の一意化

登記記録上、会社等ごとに付けられている会社法人等番号は、従来は管轄ごとに管理されており、管轄外本店移転をしたときなどには、その都度付け直されていました。現在は、管轄が変わっても番号を変更しない取扱いとなっています。平成24年5月21日からの取扱い変更です(平成24年法務省民商第1257号)。このとき以降の法人は、法人の成立から消滅まで同一の会社法人等番号で法人を特定できることになります。法務省はこれを「会社法人等番号の一意化」と呼んでいます。登記実務誌「登記研究」779号21頁に関連記事があります。

2013年02月12日

オンライン登記情報検索サービスの障害

本日、法務省オンライン登記情報検索サービスに接続できない状態が一時的にありましたが、現在は復旧したとのアナウンスがされています。システム更新の作業のタイミングでの障害発生です。

法務省
https://www.touki-kyoutaku-net.moj.go.jp/information/
info_201302.html#HI201302121012

2013年02月07日

オンライン申請の「受付のお知らせ」

金融機関の抵当権設定の登記申請をする場合、金融機関から司法書士に登記申請受理証明書の提出を求められることがあります。書面申請であれば、法務局から受理証明書の交付が受けられます。一方、オンライン申請の場合は書面での受理証明書は交付を受けられません。そこで、日本司法書士連合会と全国銀行協会の協議により、「オンライン申請の『受付のお知らせ』をもって、書面申請の場合における受領証に変わる取扱いとする」という方針が示されています。関連資料の見出しは次のとおりです。自分用メモです。

  平成23年2月28日付 日司連発第2256号
  登記・供託オンライン申請システムにおける
  受付証明の取扱いについて

  平成23年3月10日 日司連発第2316号
  登記・供託オンライン申請システムにおける
  受付証明の取扱いに関する金融機関あて
  協力要請について(お知らせとお願い)

2013年02月06日

会社登記の登録免許税法の税区分

会社の登記の登録免許税法の税区分のうち、最近改めて再確認した項目です。自分用メモです。

登録免許税法別表第1二十四(一)
ヲ 本店若しくは主たる事務所又は支店若しくは従たる事務所の移転の登記 本店若しくは主たる事務所又は支店若しくは従たる事務所の数一箇所につき三万円
ワ 取締役会、監査役会若しくは委員会又は理事会に関する事項の変更の登記 申請件数一件につき三万円
カ 取締役、代表取締役若しくは特別取締役、会計参与、監査役、会計監査人、委員会の委員、執行役若しくは代表執行役若しくは社員又は理事、監事、代表理事若しくは評議員に関する事項の変更(会社又は相互会社若しくは一般社団法人等の代表に関する事項の変更を含む。)の登記 申請件数一件につき三万円(資本金の額が一億円以下の会社又は一般社団法人等については、一万円)
ツ 登記事項の変更、消滅又は廃止の登記(これらの登記のうちイからソまでに掲げるものを除く。) 申請件数一件につき三万円

2013年02月05日

法人の民事再生手続の講義

ある私的な勉強会で、法人の民事再生手続の講義を受けました。手続の実情など、実務的な内容も含まれ、大変参考になりました。

2013年02月04日

カイルズ・グッド・ファインズ


東京都中野区に「カイルズ・グッド・ファインズ」というケーキのお店があります。十数年前、縁あってよくここのケーキを買いました。最近ホームページを見たら「中野の逸品グランプリ2008最優秀逸品賞受賞」と表示されていました。現在発売中の雑誌Hanakoの特集「絶品スイーツ2013」にも登場しています。

お店のホームページには「アメリカン・ホーム・スタイルベーカリー」と書かれています。凝ったデコレーションはありませんが、シンプルで味わい深いケーキが多かったように記憶しています。

カイルズ・グッド・ファインズ
http://www.kylesgoodfinds.com/ja/index.html

2013年02月01日

名古屋市の住宅用家屋証明の書式

名古屋市の住宅用家屋証明の書式ダウンロード先です。自分用メモです。

名古屋市「住宅用家屋証明の申請」
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000011003.html

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登記や法律の話題,個人的に興味をひかれる出来事などについてのブログです。司法書士田島掌のプロフィールについては,「トップページ」の「司法書士田島掌のご紹介」をご覧ください。

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