司法書士田島掌のブログ

2012年10月03日

電卓の検算

「AとBの合計が、書類上のCというデータと一致する」という検算を電卓で行うときは、

 1 A+Bを電卓に打つ
 2 電卓の表示のCと書類上のデータを目視で比較して確認する

という手順が普通だと思います。たとえばCが9桁もあるような数字のときには、電卓の表示と書類上のデータをそれぞれ9桁分見て、すべて合致しているかどうか確認することになります。つまり、

 入力→入力→検証

という作業をするわけです。この場合、Cが桁数の多い数字のときなどには、見間違いや思いこみなどのケアレスミスの発生する可能性があります。とくに、最後の検証のときに非常に神経を遣うことになります。そこで私は、

 1 書類を見ながらCを電卓に打つ
 2 マイナスAとマイナスBを順に打つ
 2 結果がゼロであることを目視する

という手順を取ります。こうすると、最初に電卓の表示と書類の照合を済ませているので、計算終了時に「ゼロ」の表示だけ一瞥すればよいことになります。手順で言えば、

 入力→入力→入力

となります。作業としては非常に単純ですので、ケアレスミスが発生する可能性も減らせる気がします。厳密に言えば、最初の入力時に検証も行っていることになりますが、もしもここでミスが発生すればあとで「ゼロ」が表示されないことになってミスを発見できますので、さほど神経質になる必要はありません。もちろんAとBの数値に誤りがある場合にも「ゼロ」以外が表示されて、検算の目的を達します。

現実には、どちらの方法をとってもミスは起きないと思いますが、作業習慣としてミスの可能性の少ない方法を選んでおく、という意味はあると思います。また、後者の方法の方が「考えなくても確実にできる」ことがわかっているので、迅速に作業できるというメリットもあると思います。

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