組織を動かす力 その2
組織を動かすのは、前向きなパワーだけとは限りません。面子、猜疑心、不信、不公平感、嫉妬など、個々の構成員の負のパワーが強力な行動原理となることもあります。構成員は、もちろんこのことを表に出しません。自分がそのような動機で行動していることを、自覚すらしていないこともよくあります。
人の上に立つ者は、これら負のパワーの発生を当然の前提と認識しなくてはならないと思います。経験的にいえば、組織のルールを変更しようとするときに、とくに噴出しやすいようです。リーダーがルールを一方的に改変しようとしたりすると、運営がうまくいかず、手痛いしっぺ返しを食らうことになります。場合によっては構成員の気持ちが離れてしまい、実質的にバラバラになってしまうこともあります。組織運営にはリアリズムがとりわけ重要だと思います。

