中古レコード市
ある中古レコード市にいったところ、入り口で手荷物を預けて下さいといわれました。「預けないと中に入れませんか」と聞いたら、そのとおりとのこと。万引き対策だと思います。
レコード愛好家の人口は、今後どうひいき目に見ても現状維持が精一杯でしょう。縮小マーケットでいかに顧客を確保し、定着させ、育成していくかが業界のテーマではないかと思います。「荷物を預けないと中に入れない」という対応をして、「それでもいい」という顧客だけを相手にしていたら、明るい未来はないように思います。レコード愛好家の一人として、暗い気持ちになります。
コメント
こんばんは。
このブログを父さんに教えてもらい、今日初めて見させてもらいました。
僕はレコードというものを聞いたことがありません。
それに、レコードの良さが分かりません。CDの方が高性能だからです。
CDとレコードを比べて、レコードの良さはなんですか?
回答よろしくお願いします。
投稿者: 林 俊明 | 2008年10月12日 22:13
林俊明さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
客観的なスペックでいえば、CDが圧倒的に有利です。レコードの場合はノイズも入るし、内側の部分では音が歪みやすくなります。
ただ、私が中学生から大学生ぐらいまで聞いていた音楽は、ほとんどがレコードとして発売されていたものですし、アーティストもレコードで発表することを前提に作品を作っていたわけですから、やはりレコードで聞きたい、という気持ちがあります。また、レコードもしっかりした再生をすれば、CDとは違ったオーディオ的な良さがあります。私の場合は、一般にレコードの方が、音の重量感や実在感の面で、より望みどおりの再生がしやすいと思っています。また、空間の広がりについてもレコードの再生音の方が、広く感じる場合があります。
CDとレコードを比較する場合に、音響的なスペックを基準とする場合にはレコードはかなり不利ですが、音楽を納得いく形で再生することを重視する場合には、CDもレコードもどちらにも良さがある、という言い方ができると思います。
投稿者: 田島 掌 | 2008年10月16日 14:49