青い宇宙の冒険/小松左京
小松左京さんの小説で「青い宇宙の冒険」とい作品があります。「ちくま少年文学館」というシリーズで刊行された小説の一つのようです。はじめて読んだのは中学生くらいの時だったと思います。少年向けのSF冒険物語です。
この小説を最近になって読み返す機会があり,そのスケールの大きな物語と展開のすばらしさに改めて感動しました。人間の意思の力をテーマに,宇宙の認識論,文化論,歴史論などが巧みに織り込まれていて,作者が中学生に真摯なメッセージを伝えようとしていることがよくわかります。名作です。
コメント
初めまして。青い宇宙の冒険、私も小学生の頃読み、今でも印象の深い作品の一つです。壮大なシチュェーション、人類愛(宇宙愛)を歌い上げたストーリーは素晴らしいと思います。また購入して読もうと思いました。
投稿者: リン·ボクゼン | 2007年10月23日 06:49
リン・ボクゼンさん,コメントありがとうございます。
先日何十年ぶりかで読み返して,感動を新たにしたところです。いまは「講談社青い鳥文庫fシリーズ」という形で刊行されているようです。
私が昔読んだ当時の「ちくま少年文学館」版では,幻想的な挿絵も印象的でした。
投稿者: 田島 掌 | 2007年10月23日 18:38