司法書士田島掌のブログ

2007年08月23日

司法書士論叢THINKの記事

司法書士論叢THINKという雑誌があります。日本司法書士連合会(日司連)が発行する論文集です。その最新号である105号に,企業法務に関する興味深い記事が出ています。「会社法務と司法書士-新会社法の施行と新会社法時代における司法書士の役割」と題する講演録で,三菱UFJ信託銀行執行役員証券代行部長の中西敏和さんが日司連中央研修会で発表したものです。

興味深い指摘がいろいろありますが,中でも弁護士の役割と司法書士の役割の違いについて,「紛争の予測される場面とそうでない場面では法律家に求められる役割が違うはずだ」という趣旨の指摘は,考えてみれば当たり前のことですが,案外混同しがち,忘れがちな部分だと思いました。また,金融商品取引法の求める内部統制と会社法が求めるコンプライアンスの区別など,目的や経営実態に応じた取組みレベルがあっていい,会社法は基本的なルールを守ることやそのチェックができる仕組みを作っていることを求めているに過ぎない,という趣旨の提言も,説得力があるものです。

なお,日司連のホームページでは現在,司法書士論叢THINKの104号までの内容が公開されています。

日本司法書士連合会
HOME > 出版物 > THINK
http://www.shiho-shoshi.or.jp/web/publish/think/think_idx.html

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