自転車通行ゾーン
警察庁と国土交通省が自転車の通行ゾーンの整備指針を共同でまとめることとなったそうです。具体的には車道左端への自転車レーンの設置や,歩道の一部の自転車通行ゾーンの区分などが検討されているようです。
朝日新聞5月13日
http://www.asahi.com/national/update/0513/TKY200705120210.html
上記の記事では名古屋市が比較的整備が進んでいると触れられていますが,実情は歩道の一部が自転車レーンとなっているものが大部分です。
名古屋市では大きく分けて,植え込みなどで歩道を区分した自転車レーンと,歩道の一部をカラー舗装して道路上に小さな看板を設置した自転車レーンがありますが,現時点ではすくなくとも歩行者と自転車の通行が分離された状態とは言い難いと思います。自転車レーンの存在が意識されて利用されていることはほとんどなく,歩行者と自転車が混在して通行しているのが実情ではないかと思います。
自転車は法律上車道を走行するのが原則ですし,実際,原付並みかそれ以上のスピードで走行することもできる乗り物です。そういう乗り物が歩行者と同じ空間を走っている状態のままでは,事故は減らせないし,歩行者が安心して通行できる空間の確保も難しいと思います。交通弱者から優先して立案することがが道路行政の原理原則であるなら,やはり歩行者,自転車,自動車の走行空間を構造的に分離することが,とるべき方向性であるように思います。

