企業支援事例コンペ
先日,横浜で開かれた「企業支援事例コンペ」に参加しました。これは,企業支援業務の第一人者である司法書士河合保弘先生を中心とした各地の勉強会が一堂に会して,その成果を競い合うというものです。
今回与えられた事例は,ある架空の中小企業グループの経営改善策と事業承継プランを立案してプレゼンテーションをしなさい,というものです。資料としてその架空の会社の業歴,貸借対照表,損益計算書,簿外債務などの資産状況,株主構成,役員や銀行など利害関係者のコメントが事前に与えられました。これらをもとに財務分析をし,人材配置を想定し,経営立て直しの方向性を出したうえで,それを具体化する手法をわかりやすくまとめ,見積書をつけて実際のプレゼンを行なうわけです。かなり大がかりな勉強会で,参加した各グループはそれぞれ非常に密度の濃い準備をしてきており,聴講者からも全体に非常に高い評価をいただきました。
こういうとき,自分の参加したグループ以外のプレゼンを聴くのは非常に勉強になります。状況認識はどのグループも共通していましたが,問題意識の立て方に大きな違いが出るからです。切り口といってもいいのですが,やはりセンスの違いがこういうときに顕著に出ます。とくにあるグループのプレゼンの内容は,ほかのグループよりも一段高い到達点を見据えてから問題をたて,方向性を打ち出しており,その考え方は大変勉強になるものでした。

