多重債務相談窓口
多重債務者向けの相談窓口を全市町村に設置する政府方針が固まったそうです。
朝日新聞11月15日
http://www.asahi.com/life/update/1115/002.html
市民の最も身近な相談窓口として,行政が多重債務問題に取り組む必要性は以前から指摘されていたところです。この問題では,鹿児島県奄美市の取組みが,全国で最も先進的なものとして注目されています。去る平成18年6月24日に開かれた「高金利引下げ大集会in名古屋」では,奄美市市民課主幹兼市民生活係長の禧久孝一さんからのご報告があり,東海地区の議会議員,行政関係者にもその意義の重要性が再認識されたものと思われます。
町役場などの行政機関は市民の最も身近な相談窓口です。「どこに相談したらいいかわからない」という多重債務者は数多く存在します。住民の暮らしを守り,健康で安全な市民生活を実現するという観点からも,今回の政府方針は歓迎すべきものです。今後は,設置された相談窓口が現実に機能し,より多くの多重債務者の問題解決がはかられるよう,内容充実を求める活動がさらに重要なものとなりそうです。