E.コステロの傑作プロモーション・ビデオ
エルビス・コステロが80年代に発表した「Goodbye Cruel World」というアルバムの1曲目に,「The Only Flame In Town」という曲があるのですが,この曲はダリル・ホールがゲスト・ボーカルになっています。ホール・アンド・オーツでヒットを連発し,飛ぶ鳥を落とす勢いだったダリル・ホールとの競演は,当時の白人ボーカルの米英トップ・アーティストの顔合わせでもあり,アルバムの一つのハイライトになっています。
この曲のプロモーション・ビデオが傑作で,エルビス・コステロのバンド「アトラクションズ」のプライベート・パーティに,美女を引き連れて現れたダリル・ホールが結局はその美女にフラれてしまう,という他愛無いものなのですが,ストーリーと歌詞の展開が絶妙に引っかけてあって飽きさせません。コステロが「She's not the only flame」と言ってダリル・ホールを慰めるシーンでの二人の表情は最高です。当時のダリル・ホールの立ち位置をからかったものとも見ることができますが,それを引き受けたダリル・ホールも大人の余裕だなあ,と思ったりします。youtubeなどで検索すれば見られると思います。
なお,アルバムB面(アナログ当時)1曲目の「I Wanna Be Loved」はスクリッティ・ポリッティのグリーンがバック・ボーカルです。これも名曲です。アルバム自体は,本人に「最低」といわれていたりするらしいのですが,全体に,曲も演奏もすばらしいと思います。

